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フランス式「うつ」「ストレス」完全撃退法  アマゾンへのリンクダヴィド・S・シュレベール : フランスで最も人気のある精神科医。ピッツバーグ大学精神科臨床学教授。カナダ・ラバル大学で医学博士号、カーネギーメロン大学で認知神経心理学の博士号を取得。その博士論文は「サイエンス」に掲載される。国立衛生研究所・臨床神経認知学研究室リーダー、OECDの「教育学と脳に関する研究」アドバイザーなどを歴任。

1990年代には「国境なき医師団」に参加し、湾岸戦争後のクルディスタン、インド、サラエボ、コソボなどを訪れる。2003年、「Guerir(治癒)」を出版、全世界でベストセラーに。本書はその日本語版。

第1章  感情に対する新しい治療法
第2章  二つの脳の難しい合体
第3章  心と理性
第4章  心臓のコヒーレンシーを体験する
第5章  眼球運動による神経と感情の統合(EMDR)
第6章  効果を発揮するEMDR
第7章  光のエネルギー 生物学的時計を調節する
第8章  気のコントロール 鍼術は感情脳を直接操作する
第9章  オメガ3革命 感情脳をどうやって養うか?
第10章 運動は不安神経症の治療に効果がある
第12章 愛情は生物学的に必要なもの
第13章 感情のコミュニケーション
第14章 心で聴く
第15章 他者との絆
第16章 どこから始めるのか?


内的コヒーレンス状態になる方法を学んだクリスティーヌという女性も、離婚期間中、五歳の息子トマとともに、同じような状況を体験していた。ある土曜の朝、彼女は息子に、動物園に連れて行ってあげようと言った。しかし息子は自分の靴を探そうとしない。時間に追われた彼女の頭のなかに、こう囁く親友の声が聞こえてきた。「今、あんたの息子のめちゃくちゃをやめさせなければ、状況は悪化するばかりよ。そのまま大人になっていくのを指をくわえて見てちゃダメ!」
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日本版96ページ


本書で紹介する治療法は、この感情脳に直接働きかけ、ほぼ徹底的に言語を飛び越し、思考よりもむしろ身体によって効果が生まれる方法である。このような方法は数多く存在するが、実際の治療では、私は、厳密さと信頼性を保証する研究によって科学的に有効であると認められた方法を優先する。

日本版25ページ


心臓と脳とのこの密接な関係を調和させることのできる薬が存在するとしたら、身体にそれはそれは有益な作用をもたらすに違いない。(省略)そんな薬が存在すれば、どんな医者も間違いなくその薬を処方する。(省略)だが残念なことに、そんな奇跡のような薬はまだ存在していない。その代わり、私たちはごく最近になって、心臓と脳との調和条件をつくりだしてくれると思われる、誰の手にも届くような簡単で効果的な方法を手に入れられるようになった。

日本版56ページ


心拍のコヒーレンスは、人体にとってはエネルギーの現実的な節約となる。おそらくそのために、心臓のコヒーレンシー・トレーニングを6ヶ月受けただけで、先ほどの会社幹部の80%は「疲れ果てている」とは言わなくなったのである。そして、不眠症で苦しんでいる人は、6分の1に減り、「緊張している」と感じる人は8分の1に減った。自然の活力を取り戻すためには、エネルギーの無意味な損失をやめるだけでいいのだ。

日本版72ページ


私はヨガを実践している患者や知り合いをこのソフトウェアを使ってテストしてみたところ、彼らが容易にコヒーレンシー状態に入っていくのを何度も確認している。まるで彼らの生理の一部が、規則正しいヨガの訓練によってすでに変わってしまったかのように見えた。

日本版85ページ


画面上で自分の心臓がコヒーレンシー状態になるのを見ることほど、生理状態のコントロールを簡単に学ぶ効果的なやり方はないだろう。このやり方で、患者が動悸やハニック症候群の発作から開放された、または転校するとか人前で話をしなければならないときでも不安を克服できるようになったと後から知らされると、この確信はいっそう強まる

日本版86ページ


1日に30分のペースでこの方法を実践し始めてから1ヶ月経つと、若返りホルモンと呼ばれるDHEA濃度の平均レベルが100%も増大した。同時に、コレチゾール(血圧の急上昇、肌の老化、吹き出もの、さらに記憶力や集中力の喪失に関連する典型的なストレスホルモン)の循環率が、23%低下した。また調査の対象となった女性たちの月経前症状が著しく改善され、いら立ちやうつ状態や疲労感が少なくなったと報告されている。このようなホルモンの変化は、身体の生理の深いところでバランスが回復されたことを示している。

日本版87ページ